東京~大阪を繋ぐものと、最初に書いてしまったのだけれど、特別その場所に限ったところでもないわけです。仙台だろうと、名古屋だろうと、博多だろうと、北海道だろうとも。道というものがそこにある限り、都市と都市とは繋がっています。
江戸の飛脚の時代から、繋がっているのは都市、もしくは街同士、それだけではなく、そこには人と人との繋がりが、そのすべがそこにはあるのです。
運輸、交通が発達した今この時。東京~大阪ならば新幹線で二時間ほど、飛行機ならば一時間、その便利さを知りながら、何故人は夜間バスを必要としているのか?
なぜならば、料金が安い。これは大変なメリットです。線路以外の陸路を行くならば、自家用車でもいいではないかと、そうお思いになる向きもあるかもしれませんが、このガソリン高騰の時代であれば、なお更、自家用車を用いらないのも一つの手とも言えるでしょう。
と、即物的にのみ考えを巡らせるのであれば、そんなところでしょうか。けれども、そんな即物的一面のみが、夜間バスをこちらから、あちらの街へと人々を運んで行くのではないのではないかと、私はそうも思うのです。そこに在る他の理由とは一体何か。
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東京~大阪を繋ぐもの。新幹線、飛行機、自家用車。幾多あれども高速バスの夜間バスほど、もの侘しさを演出するものはないのではないかと、私は思うわけです。高速バスでの夜間バスにあらわれる、それは一体何故なのか?
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